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どんよりとした空気が重くて、苦しくて、僕は口を開いた。
「そう言えば、君、名前、何て言うの?」
「志摩勝俊です!よろしくお願いいたします。」
「よろしく。」
平穏を装って、出来る限り、声が揺れないように気を付けながら答えた。
でも、心の中はと言うと…
おっしゃぁぁぁぁぁ!!!!
友達できたぞ!入学最初の友達だ!!!!
嬉しくて泣いちゃいそう。
さっきまでのどんよりとした空気が嘘みたいに、僕たちのいる階段には光が満ちていた。
まぁ、なにはともあれ、こうして入学最初の友達ができたのだった。
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