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第3章)日常?(仮)
さてさて、月日が過ぎるのは早く、僕たちは、高校一年の六月をむかえていた。
6月3日 PM8:00
僕の乗ったベンツと、志摩くんの乗ったセンチュリーが、校門についた。学生の朝といえば、待ち合わせをして、一緒に登校するのがリア充ってものだろう?そこで、僕たちはリア充学生になるべく、毎朝校門の前で待ち合わせをしている。
四月に志摩くんと友達になったあの日から、僕たちはお互いの様々なことをしゃべってきた。そこで、分かったことがあるのだ。
それは・・・『リア充学生になること』
僕たちは、同じ目的をもって、この学園で出会うべくして出会ったのだ!!!
そんなわけで、僕たちはリア充生活をすることをモットーに、日々の生活を送っている。
運転手が、僕のすわっている後部座席のドアを開けた。鞄を持ち、ドアの外に出た。地面に降り立った僕のほうに、志摩君が歩みよってくる。
「おはよう、みっつー。」
「おはよう、しまくん。」
僕たちは顔を見合わせ、志摩君が少し、笑顔を浮かべた。つられて、ついつい僕も笑ってしまう。
「じゃあ、教室行こっか。」
「うん!」
今日もまた、楽しい一日が始まりそうだ。
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