第3章)日常?(仮)

2/6
前へ
/22ページ
次へ
僕たちが教室へ入って荷物を降ろし、席に着いた直後、担任の塩抜先生が入ってきた。彼は29歳。もうすぐ三十路に突入する。だがしかし。 彼はマジで若く見える。肌年齢15歳。童顔。クラスメイトにいてもおかしくない見た目なのだ。 俺も、あんな風に年をとりたいなぁ...。 ってそんなことはどうでもよくて!HRに集中集中...。 起立!きょーつけ!礼っ! こんちゃーーーー。 ん?なんだか体育会系っぽい挨拶だなって? そこは気にしないで。高校生男子って体育会系のムキムキマッチョに憧れる年頃なんだよ、きっと。 いや、僕は王子様系キラキラキャラ目指してるから違うけど。 まぁ、そんなことは置いといて、とりあえず僕の今の目標は「塩抜先生に絡むこと」 ほら、よく学園物のドラマとかであるじゃん、放課後、担任の先生の所に勉強教えてーって言って絡みに行くグループ。 それで、勉強が終わったら「先生アイス奢ってー」とかなって、先生が「みんなには秘密だゾ☆」とか言いながらみんなでアイス食べに行く、みたいなさ!!!! 一度でいいからさ、やってみたいよね!高校生の夢だよな!!! あ、でも待てよ、ここはいつも先生にお世話になっている僕が、先生にアイスを奢るべきか?? うん、そうだよな、危ない危ない、塩抜先生に失礼なことをしてしまうとこだった。そうと決まれば、志摩くんに連絡しなければ。 朝の会が終わったら、「先生と青春大作戦」作戦会議だ!!!! ヒューイーGo!!!!!!(←言ってみたかっただけ)
/22ページ

最初のコメントを投稿しよう!

29人が本棚に入れています
本棚に追加