勝ち組

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勝ち組

あらすじ 狂化の疑いがロミオにかけられる中、ロミオ浄化の準備が裏で進められている。 ロミオ=ロミオ、彼は古い名を持っており「オメガ」という旧名で異界で蔓延っていた教団の隊長であった。その昔、ロミオは政治的に対立する二人の組織のリーダーと戦争を巻き起こし、「永遠の循環」を操るロミオに敵わないと悟った二人は退却して争いは納まる、未だにロミオの復讐心は途絶える事はなかった。 それから数万年後、紆余曲折あり身分を隠しながら自らの繁栄を試み、主人公のエグアングが住む島に姿を現した。 異界では一万年以上生きている民は「永遠の民」と呼ばれ、基本的には狂化の疑いをかける事はない。しかし、第一印象が欲望の塊のようなロミオには真正面から言われてしまう。 次第に下民も狂化の古文書を研究するようになり、一般の民でも狂化への意識は高まってきた。 そもそも狂化とは何か、それは欲望のままに姿を変えてしまうこと。そのせいで理性は失われ、ただ破壊を繰り返すだけの敵と化してしまう。また、本人の特性や能力が数倍に強化され狂化する前の本体が持つ欲望に応じて破壊行為をする。 一部世界では意図的に人間を狂化させてクーデターを強制的に起こす事件がよく起きている。
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