ーフシギナカイワー

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君と初めて会話したのはいつだっけな 確か高校一年生の林間学校の飯盒炊爨の時、先生が女子グループと男子グループ各自で作って合わせたら同じグループだった。 君は人見知りだったから女の子達と話す時とてもひきつった笑顔で話してたのがとても特徴的。 あととにかく寡黙、質問されたら返答するだけみたいな人でコミュ障丸わかりで未踏の地に放り出された子犬みたいだった。 ただ、それが女の子達にはキュンと来たんだろう。 ものすごーーくモテた。 視線があったらキャーーーッ///とか話しかけたら答えてくれた/// とかあの人もうやばい///なんてグループ内外カレー作りはこの話題で終わった。 そんな君はカレー作るのに何をしていたかと言うと枝拾いに行っていたはずがツチノコみたとか何とかで探し始め、やっと来たかと思ったら「ご飯はお焦げついてた方がいい」 とか言い出してご飯を焦がし始め、なんとまぁ自由な方なんだと思った。 ご飯の時間 これは運命なのだろうかいや、席が空いていなかっただけ 私の隣に君が来た。 君の友人である人はどこの出身中学校かと聞き出して話が盛り上がったそんな時、君の知り合いが私の中学校にいた事を知り未踏の地に放り出された子犬がキラキラした目でこっちを見た。 君はその知り合いの人が私の中学校ではどんな人だったか 勉強は出来ていたのか聞いてきては楽しそうにキャッキャッ笑っていた。今ではそいつらに感謝している。 君と話している時間はあの頃、女の子達に恨まれないか心配で早く会話が終わればいいのになんて思っていたが、今となってはもっと続いて欲しい、あの時間に戻れるならもっと時間が長くなればいいのに、もっと君の事が知りたいなんて思ってしまう。 けれどね…… やっぱり君がずるいと思うところなんだけどさ 「えー!すげー!なんでそいつのこと知ってるの? てかさ、ゴッキーって英語でなんて言うの?」 ってどこからそんな変化球な質問が来るんだよ…… だって今さっきそいつとクラス同じだったとか、住んでる家が近くて幼なじみとか結構ナルシストだったとか、委員会が一緒だったとか話してそいつの事知ってるのって 「それは…幼なじみだから?」って言うしかないじゃん… それにいきなりゴッキーって…食事中に… なんだろうか……もしや君は……不思議ちゃん……?
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