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「あ――あぁ…………う、やぁ……」
「嫌じゃねぇだろう」
史郎はそう嘯くと、丹念に両方の内腿を舐る。
すると、明らかに聖の雄芯が反応し、感じている証拠を示しすように勃ち上がった。
聖のそれは、同じ男でありながら――――やはり綺麗だと思う。
使い込んだ己のモノとは、見た目も色も何もかも違う。
赤銅色で筋が浮かんでいるそれは、聖のモノと比べると、まるで醜悪なバケモノのようだ。
――――チッ! 我慢するのも限界だ!
史郎は自身のジッパーを下す。すると、既に限界になっている雄芯がビンと飛び出した。
「ヒッ」
抗おうと目を開けたところでソレが視界に入ってしまい、聖は恐怖の声を上げる。
「いや、いやだ……! そんなの、無理だ……」
「うるせぇ」
史郎は短く断じると、身じろぐその身体を上から押さえつける。
そうして、先走りに濡れる己の雄芯をグリグリと可憐な蕾に擦り付け、ゆっくりと侵入を開始する。
「や、め――」
「力を抜け。お前が痛い思いをするだけだぞ」
「……うぅ……」
凄まじい締め付けだ。こっちも余裕がない。この段階で、もう暴発しそうだ。
それを何とか耐えながら、史郎も額に汗を浮かべて、出来るだけゆっくりと己を侵入させる。問答無用でぶち込みたいが、そんな真似をしては聖を傷付け兼ねない。
史郎とて、聖を大切にしたいと思っているのは本当の事だから。
「お前は、まったく――――くそ、良すぎる……」
きついだけではなく、絶妙の締め付けと絶え間ない蠕動に、まるでこちらが激しく搾り取られそうな錯覚を覚える。
「あ……し、ろぅ……」
甘く切ないその声に、史郎の理性が吹き飛ぶ。
己を完全に埋める前に、とうとう耐え切れずにソレは途中で暴発した。
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