4 ~His deep attachment~

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「うっ――」 「あぁ! 」  二人同時に呻き声をあげると、史郎は『チッ』と舌打ちをして、半ばまで入り込んでいた己を引き抜いた。 「……しくじった……さすがに我慢も限界だった。お前の中は良過ぎる」 「――は、はは……」 「何が可笑しい? 」 「オレの……せいにすんじゃねーよ。この早漏っ」  聖はゼェゼェと荒い息をつきながら、肘をついて上体を起こしながら言う。 「所詮はお前なんざ、女相手に通り一遍のやり方しか知らねぇ青菱のクソ坊ちゃんだ。正弘の親分とは全然違う、早漏のド下手糞よ! 男が好きじゃないってんなら、どこぞの適当な女でも連れ込みな! 」 「――」 「女だったら、てめぇに似合いの奴ぁごまんといるぜ」  せめてもの反撃のつもりだったのだろうが、それは逆効果だった。  下肢を白濁とした液に濡らしながら、紅くなった唇をゆがめて悪態をつくその様子は――――更に史郎を挑発しているとしか思えない。  柔らかな(くさむら)を取り去った故に、尚の事、聖の秘部はクリアに晒されている。  綺麗な雄芯と、その下の双球。  更にそこから下に息づく後孔まで丸見えだ。 「お前は――――そんなにオレにヤリ殺されてぇのか? 」 「っ! 」  聖の眼は、恐怖に見開かれた。  たった今、結構な量を放ったばかりの史郎の男根が……なんと、再び力を取り戻して勃起しているのを見た所為だ。 「う、うそだろ……」  聖は青ざめると、畳の上を這うようにして逃げ出そうとした。  だが、そんな事を史郎が許す筈がない。  身に付けていた自身の服を破り捨てるように素早く脱ぐと、戸に手を掛けようとしていた聖の髪をグッと掴んだ。
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