バレン共和国

1/1
2人が本棚に入れています
本棚に追加
/16ページ

バレン共和国

バレン共和国はカリブ海に浮かぶ小さな小さな島国である。 近年の経済成長がめざましく、高層ビル群にハイウェイなど近代的な都市が形成されているものの、しかしながら、いまだに島の半分ほどは未開のジャングルというところだ。 発展が急速であったために、近代と未開という二極が同居していると、そういう国なのである。 ディルが飛行機の小窓から見下ろせば、バレンの国はひどくアンバランスに見えた。 不安がある。 それは杞憂ではないだろう。 このバレン共和国を、今、世界中が警戒しているのだ。 なんともキナ臭いトピックがある。 それも2つもだ。 1つは、 『行き過ぎたタックスヘイブン』 そして、2つに、 『この国に潜む謎の暗殺者・メルト』 という。 それを探るために、ディルはバレン共和国へと向かっているのだ。
/16ページ

最初のコメントを投稿しよう!