★ウェイン&アシュレーの場合

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★ウェイン&アシュレーの場合

 ハロウィンは仮装!  ということで、ウェインはこの日とっておきの仮装をして仕事から帰ってくるアシュレーを部屋で待ち伏せしていた。  ベッドの上、布団をかぶって丸くなっていると、やがてガチャと戸の開く音がした。 「? ウェインか?」  声をかけられるが、声は出さない。そのかわり、モゾモゾと動いてみせた。 「どうした?」  心配そうな声がして、布団の上から手が触れる。  それを合図にバッと起き上がったウェインを見て、アシュレーが固まった。 「お菓子くれないから悪戯しにきたんだよ」  ニヤリと笑ったウェインは、街で一目惚れした黒猫もこもこパジャマを着ている。肌触りがよくて、ズボンは膝まで。パーカーには黒猫耳がついている。それも今被ったままだ。何よりセットの肉球付きミトンが可愛かった。  凝視するアシュレーが固まっている。どうしたのだろう、怒っている?  不安になって側に座ったら、突然そのまま押し倒され問答無用に唇を塞がれた。 「んぅ! ふっ、んぅぅぅ! あっ、ま……ふにゃぁ!」 「待たない。お前がそんな格好をしているのが悪い」 「ひゃ! あんぅ!!」     
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