永遠に

3/8
1人が本棚に入れています
本棚に追加
/8ページ
赤子の頃は泣くことは当たり前で父も母もさほど気に留めてなかった。僕だってその頃は物心ついていなかったし記憶にはない。 ただほとんど常に泣いていたらしくて。 近隣からは虐待ではないか?とか疑われていたとか。 2歳くらいになって、言葉が少し喋れるようになって。 1日一回は「こあい、こあい」と言いながら泣き叫んでいたと言う 最初の頃は両親は僕を抱きしめ 「大丈夫、大丈夫」と頭を撫でてくれた。 でも日に日にお母さんはやつれて お父さんは僕を鬱陶しがった。
/8ページ

最初のコメントを投稿しよう!