僕のとなり

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電車に乗って、目的地まで行こうとした時だった。席が二人分空いていたから、その内右側を、僕は座った。 ラッキー。 だんだんと、電車は混んでくる。なのに、僕の左側のとなりには、誰も腰掛けない。 …?おかしいな、なんでだろう。ふっと、左側を見ると! 僕がもう一人座っていた。 「わあっ!なんだ、君は!」 「僕…?僕は君の影だよ。いつも下で踏まれるから、たまには座って見ようかと思ってね」 そう言って、影の 僕はニヤリ。笑ったのだった。 「たまには新鮮な感じで、良いねえ。僕?」
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