きみのとなりで

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きみのとなりで

 僕の席は、きみのとなり。  机の上にきちんと並べられたノート、かわいらしいピンクの筆箱。ふわりと香ってくる、シャンプーのにおい。 「今日からよろしくね」  初めましてのあいさつで聞いた、小鳥のさえずりみたいな声。  きみが持っているものは、僕の知らないものばかり。
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