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北海道で生まれ育った京太郎、
勉強も遊びも適当にやってきたが、
いざ就職となると北海道の小さな田舎町では
就職先がなかった。
勉強が出来るやつらは大学、地元の役場、
農協などに決まったが残念ながら京太郎には届かなかった。
自衛隊が勧誘のために一軒一軒訪ねて来た。
友達の数人が自衛隊の試験を受けて受かった。
「これでおれは国家公務員だ、経済的に安定するから」
友達は喜んでいたが京太郎は疑問だった。
確かに収入は安定するけど、数年後辞める奴が殆どだし、
続けても頑張れるかどうか・・
出世も学閥で決まってるし、
つらつら考えながら自分の将来を模索していた。
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