3人が本棚に入れています
本棚に追加
/3ページ
秘密の女子高校生の印象
秘密の女子高校生と僕は親しみがあったような気がする。
僕は彼女に恋心を抱いていたのかもしれない。
彼女が書く作品はもう素晴らしいものだった。
鳥肌がたつぐらいなもの。
だが、内容がまったく覚えてない。
とにかく繊細だったことだけが、鮮明におぼえている。
秘密の女子高校生は熱心だった。
まさに生涯、小説に命を捧げているほどの真剣な瞳だった。
彼女は灯明の明かりに照らされた原稿用紙をまっすぐ見つめ書き進んでいた。
僕はそんな彼女の目力が印象的で、鮮明に今も覚えている。
秘密の女子高校生は文豪をめざしているようだった。
だが、彼女なら文豪になれるほどの才能を持ち合わせていた。そして努力もしていた。
僕はそんな彼女を見惚れていたのかもしれない。
また秘密の女子高校生と会ってみたいっと思って、この文章を書いている。
最初のコメントを投稿しよう!