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チャイムが鳴り、授業が再開する。
「じゃね~」と言ったユカちゃんは前の席へ戻って行った。
個別式の塾なので、一人ずつ仕切られたスペースで問題を解く。わからなければ先生を呼び、わかるまで教えてもらう。この教室にいるのが大体20人ぐらいで、常に見回っている先生は3人。
その内の一人、羽鳥先生が来た。大学を卒業したばかりの若い先生だ。
「やあ、久保さん。進んでる?」
私はこっくりとうなずき、途中までやったプリントを示す。
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