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「お待たせっ」 帰り道はいつも理子ちゃん、舞ちゃんと一緒に帰る。二人の間に入り、駅まで続く広い道を三人で並んで歩いた。 「あー、つっかれた!はやく帰りたーい」 のびをする理子ちゃんにうなずく。 「私、今日も宿題いっぱい出てるから家帰っても休めないんだよね。貯めないように少しずつやってかないと」 「あたしもあたしも。でも最近ダメなんだよねー、気が散っちゃって」 舞ちゃんもか、と思いながら「勉強中ってつい全然違うもの見ちゃうよね」と言えば、理子ちゃんも「わかる~!」と開き直ったように言った。あるあるみたい。
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