変化

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変化

放課後、あの男とあった場所で待っていると、ニヤニヤしながら男が近づいてきた。 「やーやー!ひさしぶりだねー。すごく痩せて綺麗になってきたじゃないかー。」 「す、凄いの!あ、あのサプリメント!今日も、も、もらえるの!?」 男はニヤっと笑みを浮かべて 「もちろん!!気に入ってくれてうれしいよ!その前に、簡単なテストをするから、あそこの喫茶店に行こうか。」 私はその男に連れられて喫茶店にはいり、テストとして小学生でも解けるような簡単な計算と漢字の読みとりをさせられた。 こんな簡単なテストなんの意味があるのだろう?そんな事を思いながらテストを終わらせると、また、3日分のサプリメントを貰った。 「今日はありがとうねー。また、3日後にこの喫茶店で待ち合わせよう。その時にまた、このサプリメントをあげるからね!」 私は急いで家に帰り、そのサプリメントを飲んだ。 明日になればどれだけ体重が減っているのか? 早く明日になればいいのに!っと思いながら寝た。 次の日、 もう今まで着ていた制服がブカブカで着る事が出来なくなっていた。 鏡を見ても、別人のように美しくなっている私が立っていた。 「こ、これがわ、私?!」 私は嬉しくなり、制服を安全ピンで調節してなんとか制服を着ると、駆けるように駅へと向かった。 通り過ぎる人は振り返り、私に注目している。 電車の中では、彼が私をチラチラ見ている。 私は今幸せだ!!明日は彼に話掛けてみよう。 次の日、より体重が減っていた!昨日と同じように安全ピンで制服を調節しようとしたが、急激に痩せたためか、なかなか止められなかった。 電車の中で彼がこっちをみている。 ワタシは勇気をだして、彼に話かけた。 「お、おは、ヨー。」 緊張したためか舌がもつれてしまった。 カレは少し驚いていたが、顔を赤くしてうなずいてくれた。 あしたはもっとはなせるかな? つぎの日、 きょうはたしか、テストの日だ。
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