小説家さんとこれから

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「今までいっぱいしてきたけど、フミさんあんなこと思ってたんだね」  ベットに押し倒され、恥ずかしさのあまり視線を逸らすとそう話しながら頬を撫でられる。 「ごめんなさい」 「何で謝るの?」 「だって、さっき言ったことちょっと変態臭かったかなと、思って」  大河さんに好きなようにされるのが好きなんて。と説明すると上着を胸元まで上げられて肌をするりと撫でられ、背筋がぞく、と震える。 「でも俺はフミさんのそういうとこも好き」 「それ、言われて喜んでいいんでしょうか」 「だって、まじめなのにえっちなんて理想だよ?」 「変なこと言わないでください」  私がそう答えると彼の顔が近づいてきてキスをされるのかと目をつぶるが温かい感触は唇にではなく、胸の突起に感じる。 「た、大河さん、」  電気だって消していないのにもうそんなことをするなんて、と彼の名前を呼ぶが辞めてくれる訳がなかった。 「っ、」  ぐり、とそこを擦るように撫でられて息が漏れ、私の手は自然と彼の服をぎゅうと掴む。  こんなことされて、こんなに感じてしまうなんて。何度されても未だにそう思うのに体は素直に反応して熱を帯びていく。 「…ぁ」  気持ちいい。気持ちいいけど、こんなんじゃ。物足りなさを感じた瞬間それが伝わったかのようにそこを甘噛みされて声が漏れる。  痛みに近い刺激。  これで感じてしまうなんて、そう思うと同時にこれが欲しかったんだ。と思う。 「ん、ぅ」  いい、これ、もっと欲しい。  快楽を感じているせいで頭がまともに働かなくなって、頭の中は更なる刺激を求める言葉で埋まってしまう。 「たいが、さん」  ぞくぞくと体が震えるのを感じながら彼の名前を呼ぶと彼の顔が離れ、そこに視線を向けると刺激を感じてツンと立ったそこが唾液でてらてらと輝いていた。  恥ずかしい。  電気を消していないせいで細かいところまで見えてしまって、こんなえっちなことをしているんだな。と思うと顔が熱くなる。 「フミさん、いい顔になったね」  頬を撫でられて大河さんと視線をあわせると唇を指でなぞられる。 「大河さん」 「もういれてほしい?」  名前を呼ぶとそう問いかけられ、その質問で今までは意識していなかった部分がむずむずと疼くのを感じてしまう。
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