小説家さんとこれから

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「いれて、ほしい、けど」  そう言いながら視線を向けるのは天井の蛍光灯。 「見られるのイヤ?」 「だって、顔、気をつける余裕ないし」 「それ、見たい」 「い、嫌です」 「それでも見たい」  彼の言葉に驚きつつも、そうはっきりと意思表示をしたのにその手はズボンに伸びてそれを足から抜き取る。 「恥ずかしいって、言ってるのに」  そう話している間に下着も脱がされ、熱を持ちはじめたそこが外気にさらされるのを感じる。 「うん」 「うん、じゃないです」 「さわって欲しい?」  そう問いかけられて顔は羞恥でカッと熱くなるのに体はぞく、と刺激を求めるように震えてしまう。 「うん、触って、ほしい」  素直にそう口にすると大河さんの手はなぜか自分のズボンに伸びてそれを下ろす。 「え?」 「だって、手よりこっちのほうが気持ちいい」  その言葉で何をされるのか察しがついて、恥ずかしさのあまり視線を横にずらすが胸はこれからすることへの期待で高鳴り、むずむずと疼く体を誤魔化すために足をわずかに曲げる。 「フミさん、さわるよ?」 「うん」  返事をするとそこに熱をもったものがあてられる感触があって、そのままぺたりと全体をくっつけられる。  見たらよけいに感じてしまうと思って視線を逸らしているのに、頭の中でその情景を想像してしまう。 「…ぅ、」 「まだ何もしてないよ」 「そう、なんですけど、」  そこに感じる熱でまた体がぞくりと震え、それが収まる前にぴたりとくっつけられたそこを一緒に握られる。 「ぁ…ん、」  ほどよい圧迫感に声を漏らしていると彼の手がそこを擦りあげ、私の様子を見ているのかわずかに間があってからしごくようにそこを何度も刺激されそこがどんどん張りつめていく。  数え切れられないほどいれられてはいても、こうやって密着させられるのは初めてで。だから、よけいに感じてしまうのかも。
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