小説家さんとこれから

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「フミさんこんなんなのに、後ろがいいんだと思って」 「だめ、ですか?」 「ううん。すごくいい」  体が疼くのを感じながら問いかけると、彼の手が後ろの孔へと伸びてそこをするりと撫でる。 「昨日、したばっかりだから準備、いらないかな」  そう話しながら確認するようにそこをぐい、と広げられわずかに声を漏らしているとパカ、とキャップを開く音が聞こえ、そこにとろりと冷たいものが落ちてくる。 「は…ん、」  その感触に体が震えるのを感じていると、すぐにそこに熱いものがあてられる。 「たいがさん、」  やっと、してもらえる。そう思ったら自然と彼の名前を呼んでいて彼は 「うん。いれるよ」  と私の声に応える。 「んぁ、…ぁ、ぅ」  心地よい圧迫感を伴って内側がぐい、と押し広げられる感覚。やっぱり、こっちのほうが気持ちいい。  その感覚に身をゆだねようと目をつぶり、そこに集中する。 「あ、んぅ…ん、」  奥へ奥へと進むそれをぎゅうと握ると彼からも声が漏れ、それが私の体に更に熱を持たせる。  もっと、もっと気持ちよくなりたい。よくなってほしい。そう思っている間に彼のものは奥にたどり着き、感じるところをぐい、と押す。 「っん、」  びり、と痺れるような快楽に背中が跳ねるが、彼の手が私の体を押さえるように腰を掴む。 「フミさん、ちょっと、乱暴にしていい?」 「うん」  今日もいっぱい、してもらえるんだ。  慣れていないころにそんなことを言われたら怖くなっていたかもしれないけれど、今の私にとってそれは体の熱を煽る言葉になっていた。 「っあ…」  これからされるだろうことに期待を膨らませていると、押されていたそこをごり、と擦られて大きな声が漏れ、体も勝手にびくんと大きく跳ねる。
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