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「穢れた勇者の件が無かったら、鉄塊とかいう傭兵団を殲滅したいのに!」
ヴィーヴルがセイルから受けた報告を思い出したのか、少し怒気を強めてそうこぼす。
「穢れた勇者の件が終わったらこっそりやればいい……にゃ」
ルルーが何かサラッと怖い事言ってるけど、他の国とはいえ盗賊紛いの事までやってるようなので検討しても良いかもしれない。
そんな会話をしていると、どうやら目的の場所に着いたようで御者から声がかけられた。
そして馬車から降りたオレたちの前には、いかにも成金趣味の大きな屋敷が聳えるようにたっていたのだった。
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