【第11話:普通の子】

5/5
2087人が本棚に入れています
本棚に追加
/123ページ
「そうなんですけどね~。でも、王都のギルドから派遣してもらっている職員さんがいなかったら、私だけじゃ右も左もわからないから。あ! コウガさんはもう領主様なのに、こんな所で立ち話もないですよね!? すみません!」 「そんなの気にしないで今まで通り接してくれよ。これからもオレの担当なんだろ?」  オレがそう言うと、カリンはパーッと花が咲くような笑顔を見せて、 「はいっ!! これからもよろしくお願いします!!」  そう言って、深く深くお辞儀をするのだった。
/123ページ

最初のコメントを投稿しよう!