【第20話:大きめの買った方が良いです?】

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 どうも宝石が光るわけではなく、その台座が光っているようで、透明度のある宝石なら好きな宝石を選べるようだ。 「なになに? これは何ですか!? 凄く綺麗なのです!」 「……綺麗……にゃ」  店員の説明を聞いていると、何かが綺麗な光を発しているのに気付いて、リルラとルルーが駆け寄ってきた。  その後ろを子猫サイズになっているセツナが付いてきて、同じく珍しそうにのぞき込んでいる。とても神獣には見えないが、既にこの姿の方が慣れてしまっている気もする……。 「凄く綺麗だし、オレから皆にプレゼントしようか? 欲しい?」  オレも初めて見る魔道具だったし、本当に綺麗だったのでそう聞いてみると、若干食い気味に 「「「「「欲しいです!!(……にゃ)」」」」」  と言って、みんな身を乗り出してきた。 「ねぇコウガさん! せっかくだし皆でお揃いのを作りましょうよ!」 「良いですね! コウガ様! コウガ様も一緒の作りましょう!」 「オレはいいよ。オレに付いて来てくれる皆へのちょっとした感謝の気持ちだから」  そう言って断ったのだが、結局オレの分も用意する事になったのだった。  まぁオレは指輪はちょっと嫌だったのでチェーンのネックレスを買って、ペンダントとしてつけることでどうにか勘弁してもらった。     
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