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どうも宝石が光るわけではなく、その台座が光っているようで、透明度のある宝石なら好きな宝石を選べるようだ。
「なになに? これは何ですか!? 凄く綺麗なのです!」
「……綺麗……にゃ」
店員の説明を聞いていると、何かが綺麗な光を発しているのに気付いて、リルラとルルーが駆け寄ってきた。
その後ろを子猫サイズになっているセツナが付いてきて、同じく珍しそうにのぞき込んでいる。とても神獣には見えないが、既にこの姿の方が慣れてしまっている気もする……。
「凄く綺麗だし、オレから皆にプレゼントしようか? 欲しい?」
オレも初めて見る魔道具だったし、本当に綺麗だったのでそう聞いてみると、若干食い気味に
「「「「「欲しいです!!(……にゃ)」」」」」
と言って、みんな身を乗り出してきた。
「ねぇコウガさん! せっかくだし皆でお揃いのを作りましょうよ!」
「良いですね! コウガ様! コウガ様も一緒の作りましょう!」
「オレはいいよ。オレに付いて来てくれる皆へのちょっとした感謝の気持ちだから」
そう言って断ったのだが、結局オレの分も用意する事になったのだった。
まぁオレは指輪はちょっと嫌だったのでチェーンのネックレスを買って、ペンダントとしてつけることでどうにか勘弁してもらった。
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