【第3話:何か意外】
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【第3話:何か意外】

 領主になって約1ヶ月、ようやく街が完成した。  正確に言うとが完成した。  今はまだオレたち『恒久の転生竜』のメンバーと、ゼクトたち5人を含む10数名の竜人ドラゴニュート。  一部、手伝いに来てくれている妖精族と、母さんぐらいだ。  ちなみにゼクトたち5人のパーティー名は『輝く竜の爪』という名にしたようだ。  彼らは竜言語魔法による強力な魔法も使えるが、どちらかと言うと竜化してその翼を活かした機動力を駆使し、爪で戦うスタイルがメインなので、特徴を捉えていて良いパーティー名だと思う。  そう言えば、あと忘れてはいけない人たちがいた。  王様がよこしてくれている執政官やら家庭教師やら領地運営していく上での指導、教育役の人たちだ。  この人たちがいないと領地運営など不可能なのだから。 「しかし、凄いな……」  オレは誰かに伝えるためというわけでもなく、領主館から見下ろす街並みを見て自然にそう言葉を発していた。  しかしその呟きに、オレの後ろでいつも控えているテトラがこたえる。 「ご主人様に相応しい素晴らしい街でございます」     
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