#.00 プロローグ

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#.00 プロローグ

 リン――低くよく通る声に名前を呼ばれ振り返ると、はにかみがちに微笑(わら)う彼がいた。気持ちは木々の合間から溢れる暖かな日差しのように(ほぐ)れ、頬を緩ませる。  それは、朽ちることのない思い出。
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