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「すみません、次の英語の教科書ってこれで合ってますか?」
ホームルームが終わった直後。
さっそく私は笛吹くんに声をかけられた。
「あっ、『サンシャイン』ってやつ持ってる?それも追加で」
「ありがとうございます」これですよね、と笛吹くんは『サンシャイン』という名の参考書を紺色のシンプルなリュックから出した。
「それそれ。他にもなにかあったらいつでも聞いてね。これからよろしく」
ちょっと素っ気なくなりすぎただろうか。
「ありがとうございます、こちらこそよろしくお願いします」
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