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自分の心をそんな風に縛り込み、
僕は何もできないまま時間だけが虚しく過ぎていった。
そんな自身の恋心の高まりを覚えた時には、
6年生に進級し、彼女とは別のクラスになった。
家は隣同士だけど、一緒に通学するわけでもなく、遊んだりすることもない。
隣だけど、すごく遠い・・そんな風に感じるようになった。
となりの席の彼女を失った後、
6年生の席替えでは、万遍なく色んな生徒が僕の両サイドに来た。
だが、学校の教育が間違っているのかは知らないが、
僕は、僕の横に来た誰とも口を交わすことはなかった。
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