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[ねみぃ~ 、、、]
どうも主人公の田中です。なんで眠いかって?それは昨日夜遅くまでニ○ニ○動画見まくっていたからです。
[おい、田中。寝るんなら自習プリント終わらせてから寝ろよ。]
そう言って俺の前の席にいる八杉 蓮(やすぎ れん)
が後ろの席にいる俺にため息混じりに言ってきた。
八杉は俺がこの学園で唯一信頼できる友達だ。おれと同じ黒髪に両耳には複数のピアスがある。髪はちょっと長めで癖ッ毛がぴょんぴょん跳ねている。鋭い目付きで目尻にほくろがある、見た目からするとヤンキー色男っぽいのだが性格はいつも無表情で人付き合いにはあまり興味がなく、何故か俺にはめちゃくちゃ過保護なのである。八杉と初めて会ったときは怖そうであんまり関わりたくないなぁーとか思っていたものの、いざ話してみると普通にいいやつだったのでいつも一緒にいる。それともうひとつこいつを信用できることがある、それは八杉がノンケであることだ!!こんなおホモだち学園にノーマルなやつがいることに驚いたが普通に女子が好きらしい。それを知ったときどれほど喜んだことか、なんたって八杉は寮の同室相手だからだ。いやぁ友達できてよかったぁ( ^∀^)
[駄目だ、眠すぎて問題が解けないよぉ]
[お前が夜遅くまでパソコンしてたからだろ]
[え?!なんで知ってんの?]
[おめぇを起こしに行ったときパソコンの前でうたた寝してたからだよ!]
[勝手に人の部屋入るなんて八杉のエッチー!!ww]
[分かったこれからはお前が遅刻しそうになっても俺はスルーすることにする]
[まじすいませんした、起こしてください八杉様]
[明日食堂のイチゴパフェ奢るなら許してやるよ]
[はいはいわかりました、奢りゃいいんすよね]
それと一年ずっと一緒にいたから分かることだが、八杉はこう見えてかなりの甘党なのである。
今の時間は午後2時ぐらい、5限目の最中である。本当は体育の授業のはずだったがぎっくり腰かなんかで体育の先生はいま病院に行っている。
[それと田中]
[へい、なんでしょうか?]
[廊下で聞いた話なんだが、どうやら明日転校生が来るらしいぞ。]
[ふーん]
[ちょ、興味持てや!]
[えーなに?女子だったら大興奮だけどどうせ男だろ?]
[お前馬鹿か?ここは男子校だぞ女子が来るわけないだろ]
[そうでした/(^o^)\]
この時俺は知らなかった、その転校生のせいでさんざんな目に会うことに、、、
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