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【これはいわゆる病気だと思ってください、デルト様の家系は全員が頭いっちゃってますから】
「ひどいなぁ」
「はっはあははっは」
ロンバートはくるったように笑いだす。
そして突如涙を流しながら、笑う。
まるで、涙を隠すかのように笑い。
彼はデルトの背中をばんとたたく。
「おめーは俺様がいっぱしの冒険者にしてやる」
「Cランクの冒険者に言われても」
「ああ、そうだったな、俺様は今まで植物状態ってやつだったんでな、最近なんだよ起きたの、きっとこの世界を変える為に起きたんだろうなぁ」
「ええええええええええええええええ」
【まじですか】
2人は驚愕し、
心臓を爆発させてしまうのではないかというくらいに、目玉を大きくした。
どのくらい寝ていたかは知らない、それでも長い長い間。
ロンバートは眠り続けて、こんなタイミングよく起きだした。
そしてあれだけの強さ、植物状態になっていなければ、もっとすごいランクにいっていてもおかしくない。
「はっはは、しごくぞ」
そこには鬼教官がいた。
ロンバートとデルトが〈山嵐の草原〉に降りる。
トラックは逃げるようにヴェルサスを引き連れて行った。
そこら辺でトラック操縦訓練の為に運転していた。
親父、お袋、死なないように強くなります。
お日様はとても綺麗でした。
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