第10話 最強への修行の道筋

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 ちなみに今日はずっとドローンが飛翔するのを弓矢で射るという修行をひたすら続けるものであった。 「今日の修行はあそこにある湖の上を走ってもらいたい」 「はい無理きたあああ」 「無理じゃないお手本を見せよう」  そういってロンバート師匠は思いっきり走り出した。  そのまま湖の上を歩き出す。  正確には全力疾走している。  もはや万物の定理など無意味のようだ。  まるで魔法使いのように、湖を一周してくると、    デルトの隣にやってきた。  彼はにかりと笑った。 「って無理だあああああ」 「まぁ、まずはやってみろ」 「やったら溺れるわ、こうみえても俺泳げないので」 「大丈夫だ腰くらいしか水量がないから」  その日は何度も湖に沈んでいった。  溺れないまでも、溺れそうになったりした。  ちょっぴり恥ずかしかった。  なぜかその日はバレットはやってこず、一生懸命にアプリの練習をしながら、トラックを運転したり、ドローンを操作したりをしていた。 「うむ、今のデルトには無理があった」 「ようやくわかってくれましたか師匠」 「今日はびしょぬれだし、たき火であたたまり寝る事としよう、明日新しい修行が君をまっている」 「何げに予告みたいな感じで言ってんだよ」 「嫌なのか? わかった。明日君は地獄を見るでしょう」 「余計ダメじゃん」
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