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第12話 機械人形の扱い方
ぼろぼろの機械人形に乗ってきたバブス長老は、ロンバートと入れ替わりにやってきた。
彼はぼろぼろの機械人形をまるで手足のように動かす。
デルトの目の前まであっという間に到着した。
彼は操縦室のコックピットから出てくる。
地面に向かってジャンプして着地した。
老人の足腰には堪えると、デルトなりに分析した。
しかし、バブス長老はなんともなく屈伸運動をしている。
デルトとバレットは驚きの声を沈黙でもって答える。
近くに行くと、どうやら腰が痛むようだ。
彼は腰を何度もさすりながら、老人にしては珍しく腰はまっすぐと固定されていた。
「デルトとバレットよ、そなたらは機械人形と戦い方を学ばなくてはならない、これからの勉強は、ちとめんどくさい、勉強というのは机に向かってするものでもあるが、動いてするもんでもある。よってわしとのレッスンは機械人形に乗りながら行う事とするのじゃ」
「はい」
【イエッサー】
デルトとバレットはただ頷いた。
「まずは乗れ」
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