第1話 冒険者になる

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第1話 冒険者になる

 夢、それは冒険者になること。  青年は夢を抱き、毎日修行をしてきた。  青年の名前はマシーン・デルト、デルトは四角い箱のような人工AIと呼ばれるロボットと一緒に修行をしてきた。  人口AIの名前を【バレット】と呼んだ。  青年の名前を【マシーン・デルト】と呼んだ。  彼は誰もいない小さな小屋を見つめる。   「もう明日で15歳かぁ」  デルトは、明日で15歳になろうとしていた。  このトレボロー村では15歳から冒険者として仕事をする事を許されている。  というよりは15歳になったら何かしらの仕事をしなければならないとされている。    あるものは鍛冶屋、あるものはジャンク屋、あるものは宿屋、あるものは雑貨屋など。  たくさんの仕事がトレボロー村にはある。    しかし、現在少子高齢化になっているため。  今年で15歳を迎えるのはデルトと幼馴染のギンム・カナエとされている。 「ふぁあああ、バレット、そろそろ休憩しようぜ」 【ご主人様、まだ休憩するにはお早いようです。ロングソードの素振りを追加で200回です】 「まじか、勘弁してくれ、ちょっくら顔洗ってくる」 【ご主人様、また逃げるつもりですか】 「にげねーよ」  そう言ってデルトは小屋から近くの池に到達した。 
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