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なぜなら今年で15歳になるのはデルトとカナエだけなのだから。
「爺さん、スライム狩にきたよ」
「きたよ」
【グネリスライムとは、ぐねりと攻撃してくる事から名付けられました】
勝手な説明を始めるバレットを放っておいて。
爺さんの説明で離れの畑に向かわされた。
どうやら爺さんは仕事が忙しくて、案内する事は出来ないと言われた。
デルトとカナエは2人揃って、その畑に到着して驚愕する。
確かグネリスライム討伐という内容だったはず。
ようやく事の重大さに気付くのだ。
「あの紙に数は書いてあったけ?」
「書いてなかったと思うよ」
【そこをちゃんと見なくてはいけない、それが大人の社会というものです】
「よっしゃ、鍛えるには十分」
「そうね」
【無謀もしかり、悲しみもしかり】
「そうだバレット手出すなよ、これからが俺たちの修羅場だ」
【了解しかり】
グネリスライムの数およそ100体。
【グネリスライム、それはヒル型のスライムとされておりまして、普通のスライムはアメーバ状のもの、びちょびちょ系とされ、グネリはグネリとヒルのように動くことから名付けられ、基本的な攻撃はタックルしてくるだけです】
「よし、分析ありがとう、バレット」
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