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血が目に入っても。
デルトはこのチャンスとばかりに、思いっきりドンドスをぶん投げる。
ドンドスは空中に放物線を描いて飛んでいくなか地面に着地できずに、木々に激突しながら機能停止した。
操縦室のコックピットからバブス村長がでてくる。、
こちらを見てにかりと笑い。
「よくやったのじゃ」
と我が息子のように喜んでくれた。
そしてデルトはヴェルサスの膝を曲げた。
シンクロを遮断しながら、コックピットから出る。
膝を曲げる事により地面に降りる事が出来た。
ゆっくりとバブス村長がやってきた。
2人は握手をした。
「よくやったのじゃ、後は攻撃方法と魔法の使い方については冒険などしながら覚えておくといいじゃろう、ではおぬしを機械人形乗りとして認める」
その言葉に、デルトは唖然とする。
バブス村長は一枚のメダルを渡してきた。
そのメダルは機械人形に乗っている男のメダルで鉄の色をしていた。
「これはお主が機械乗りだという事の証明書となる。別な街や村にいった時、身分を尋ねられたら、それを見せるといいじゃろう」
とバブス村長が告げる。
【忘れておりました。機械人形乗りになるには証明書が必要でした】
「お主は機械人形として一人前ではない、それは全ての機械人形乗りに例える事が出来る。これから強くなってゆけば良いじゃろう、まさか一人前になるまで認めぬと言えば、おぬしは一年近く修行せねばならぬ」
「はは」
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