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華澄ちゃんが、わたしの右手に自分の左手を重ねた。
「ゴメンなさい。終わっちゃったのは、しょうがないよね…。」
『うん…。』
「なっちゃん怒ってる?」
『ううん…。』
「またわたしと一緒に、写真撮ってくれる?プリクラも…?」
『それはもちろん♪』
華澄ちゃんの右頬に軽くキスした。
『あっ!二人だけのアルバム作ろうか?せっかくだから…。』
「どうしたの、なっちゃん??」
“えっ?似たようなの実際わたし作ってるけど…。”
(↑華澄ちゃん、心の声)
『それ持ってたら、なんか会えなくても頑張れるかなぁ…って。寂しくないかなぁ…と思って。』
「なっちゃん…。」
『よし!早速焼き増しする写真チェックして、ちっちゃいアルバム二冊買わなきゃ。華澄、楽しみにしててね♪』
「うん…。楽しみにしてるね♪」
“なっちゃんは、いつだってわたし基準なんだね。
それって本当に凄いよ。うん、凄い!
なっちゃんは、まるで当たり前みたいにしてるけどさ。
はぁ……。
やっぱりわたし、なっちゃんが大好きだ。”
(↑華澄ちゃん、心の声)
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