約束のデート

3/17
前へ
/332ページ
次へ
「なっちゃんのヘン顔ヤバいから…。(笑)」 帰りの電車に揺られ、今日撮ったプリクラを楽しそうに眺めている華澄ちゃん。 『じゃあ、チュープリの方がよかった?』 身体を寄せ、耳元に囁いた。 「えっ!なっちゃんバカ…。もう…。(照)」 『ゴメンゴメン…。』 華澄ちゃんから、肩にグーパンチ。 力は入っていないけど…。 『楽しそうだね、華澄?』 「えっ?だって楽しいもん♪なっちゃんは楽しくないの?」 『もちろん楽しいよ。でも、華澄が楽しそうに笑ってるのが一番嬉しい♪』 「そう…なの?」 『うん♪』 穏やかな二人の時間。 『今夜は、いっぱいイチャイチャしたいな。』 再び耳元に囁く。 「うぅっ!?なっちゃん!!もう……。」 たちまち真っ赤な顔になった華澄ちゃん。 『OK?』 「えーと…それは、その…。」 『えーー!!ダメなの?なっちゃんショック…。(泣)』 ガックリと肩を落とした。
/332ページ

最初のコメントを投稿しよう!

362人が本棚に入れています
本棚に追加