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時刻は14時過ぎ。
ひとしきり、お互いの学校のことや部活のことを話し終えて、ちょっとひと休み中。
「なっちゃん、ね…ここ来て。」
ベッドに腰かけていた華澄ちゃんが、右側をポンポンして、わたしを呼んだ。
『これでいい?』
華澄ちゃんの右側に座り、顔を覗き込む。
「ギューってして…。」
『うん。』
「フフフ…落ち着く。」
『そう…?それなら、よかった。』
華澄ちゃんが、背中に腕を回す。
「もっとギュー…。」
『あぁ…はいはい。』
回した腕に力を込める。
「次はキス…。」
『うん…。』
身体を離し、左手を華澄ちゃんの肩に、右手で軽く顎を上げ、そっと唇を重ねた。
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