357人が本棚に入れています
本棚に追加
/332ページ
もちろん、わたしも右にならえ状態。
愛想笑いを浮かべながら頷き、この恋愛トークが終わるのを静かに待っていた。
“こんな見た目だし、自分に話しが回ってくることは先ず無いとは思うけど…。
でもやっぱり、それなりに綺麗な子は、ちゃんと彼氏がいるんだなぁ?”
なんてボーッとしながら呑気に考えていたら、
「なっちゃんは、いるの?好きな子…?」
『ブーー!!』
ペットボトルのお茶を、思いきり吹き出してしまいました。(汗)
「なっちゃん大丈夫?もう…びっくりしたじゃん。」
『ゲホゲホ…。ゴメン、急に話し振られたからびっくりしちゃった。ゲホ…。』
なるべく平静を装う。
「そうなんだ…。いや、前からさ、なっちゃんは誰かいそうだなぁ?って、勝手に思ってたんだよね。」
と、えっちゃんが続ける。
“えっちゃん鋭いな。
恐るべし洞察力…。
まぁ、恋人はいるけど、彼氏じゃないんだけどね。(汗)”
最初のコメントを投稿しよう!