第7話 花恋①

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そして我らが魔王様、もとい王太子殿下。 【オルフォード・サクレ・ムルチャトフ】 ムルチャトフ王国王太子 ムルチャトフ王国次期国王 王妃ユリノーサ・レノス・ラトワイリー公爵家長女の第一子。 人畜無害かつ超絶優秀、眉目秀麗、将来有望…だが、国内でも指折りの腹黒で、かなりの策士。 ヒロインに引っかかる事もなく、政略結婚ではあるものの、婚約者を大事にしている。 というか、お互いの事を知る内に相思相愛のラブラブカップルになった。 婚約者を溺愛している為、ヒロインに一切目がいかない。 その為、何があろうとも攻略対象になる事はない。 最強・最恐・最高の王太子様に逆らえる者は…王妃様だけ。 王太子様ですら、母親の前ではタジタジ。正に母は強しを地でいく。 透きとおる金髪に、藍色の瞳孔、空色の目という容姿で、第2王子よりも王道王子感が強い。 花恋には第2王子ルート、次期宰相ルートの時に準主要キャラとして登場。 他のルートでは、名前と容姿が出るぐらい。 ヒロインでなくとも、第2王子を国王にと推し、担ぎ上げようとした者やクーデターを起こそうとする者は即潰す。 不安の芽は早めに摘んでおかないとね、とのこと…これにはノーコメントでいこう。 ちなみに、ヒロインが無理に王妃になろうと画策すると、王太子やその側近達に潰され、即バッドエンドになる為、ある意味ラスボスとも言える。 逆に使える人材は発掘して、幾らでも使う為、変に野心を持たず、国に何らかの形で貢献していれば、ヒロインの場合は更にそこに第2王子だけを一途に攻略(あい)していればという条件が入るが、ヒロインは最良で第2王子の第1夫人、他には第2夫人、妾になれる。ヒロインでない、普通に有能な者は王太子によって最大限の力が発揮できるところに配属され、国の為に日夜働き続けている。 ブラックにならないよう、休みも適度にあるものの、変に怠けないように仕事メニューが組まれている為、王太子の掌の上で上手いこと転がされ続けていれば、安定した給料で安定した生活を送る事が出来る。 国王も仕事をしているものの、少しずつ王太子に任せていき、今では8割ほどを王太子が引き継いでいる。 国王も病や暗殺等でいつ逝くか分かったものではない為、王太子が優秀と分かって以来、王太子に任せる仕事の量をどんどん増やしている。
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