アルス・アマトリア3

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 ふと、玲が秋也の方を向いた。  眼と眼が、合う。  秋也は、そっと玲の頬に手を差し伸べた。  玲は、それをかわさない。  黙ってこちらを向いたままだ。  顔を近づけてみる。  それを合図のように、玲は静かに瞼を閉じた。  秋也は、気がつくとその唇に口づけていた。
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