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エピローグ「青春の光と影」
二人は家に帰った後もLINE電話でいっぱいお喋りした。
翌朝、真平と長野は待ち合わせして一緒に登校した。
学校に居る時はスマホでやり取りして、周りには自分達の恋仲は話さなかった。
二人はいつも一緒に帰った。
休みの日は二人でデートして色々な場所に行った。
互いの誕生日を祝い、クリスマスイブの日に二人は結ばれた。
真平は勉強だけでなく、長野と一緒に居られる時間が楽しかった。彼女を幸せにしようと思うと、勉強にもますます頑張れて熱中出来るようになった。
真平は長野との『恋』を原動力にして、偏差値をどんどん上げて、横浜北高校で史上初めての東京大学現役合格を勝ち取った。
長野も横浜国立大学に合格した。
大学卒業後、公務員になった真平は長野と結婚した。
真平夫婦にとって、高校時代は掛け替えの無い思い出になった。
一方、一人ぼっちの飯田は、早くこの糞みたいな3年間が終われと祈りながら苦しみ続け、なんとか高校卒業は果たした。
しかし既に精神が擦り切れていた飯田は、高校卒業後に引き籠もり生活に入った。
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