出会いは急に

1/12
1人が本棚に入れています
本棚に追加
/12ページ

出会いは急に

私は記憶喪失らしいベットからそう母親と名乗る人と先生に告げられた 残念なことにわたしを知る人物は母しかいなかったのである 私の記憶障害は、都合がいいもので思い出のみ全て切り取ったようなものだった 他、生活には困らない程度の記憶は、あり、数日程度で、言葉も問題ないレベルまでは喋ることができた といっても、唯一の話し会いての私の母親はそんなに喋ることを好まない方だった どっちかというと無表情な方で心配しているんか、冷たいのか、それとも単に冷静な方なのかいまだに理解できない 失礼な言い方すると本当にわたしの母親なのかと疑ってしまうほどだ それに私質問には、ほとんど膨らまないのである わたしはどんな子だと質問しても、まあそこらへんの子とかわらないとか どんな趣味をやってたのかと聞くと、普通なことだと答え 友達はいたのかと聞いても 知らないと答えた
/12ページ

最初のコメントを投稿しよう!