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智「美穂…ホントにゴメン。俺やっぱりこれ以上一緒にいられない。」
美穂「う…う…イヤだよ…どうして…?悪い所は直すから…イヤだよ…ねぇ…冗談なんでしょ…?」
智「ゴメン。それからみんなも…ゴメン。こうなった以上、みんなの輪の中に俺は入っていられない。だから…だから…今までありがとう。」
美穂は泣き崩れ、隼人、春彦、莉里、奈津は智の予想外の言葉に皆言葉を失い立ち尽くした。
そんな中、真っ先に智の後を追ったのは早希だった。
早希「あんた達やっぱり友情ごっこだったんだね。智が悩んで悩んで出した答えが、自分達の望みと違ったら、声もかけてあげないんだ…。だったらもうウチは遠慮なんかしないし! 智待って!」
一同は早希の言葉で更に自分達を追い込んでしまった。
智「はぁ…全部終わっちまったな。明日から学校どうするかな…」
早希「ウチがいる。」
智「早希?」
早希「別にウチはグループメンバーじゃないし?智狙いだけだったし…。今言う事じゃないけど、それでもウチは智が好き。付き合ってとは言わない。でも一人ぼっちにはさせない。」
智「早希…。」
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