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・・・こんな時なのに、今自分がしている行為が、いやらしく思えてしまう。
「ハイ。全部外しました。歩けますか?」
「・・・ああ、ありがとう」
立ち上がる柊さんの足は震えていて、足元が覚束無い。
「支えます。行きましょう」
脱衣所に入り、柊さんは俺に支えられながらベルトをなんとか外し、俺に警戒もせずに全裸になる。
ちょっとちょっとちょっと・・・俺には刺激が強すぎるな、コレ。
「っ体冷たくなってるんで、ちゃんと湯船浸かってきてください!」
柊さんをバスルームに押し込んで、俺はリビングに戻った。
ガターンッ
え?なに?
大きな音が聞こえて、慌ててバスルームへ向かう。
「柊さん大丈夫ですか!?」
「夏・・・ごめん。コケた。立てない・・・」
もー、ほんと、大人のくせに手がかかる。
「俺も一緒に入ります、いいですね?」
「うん。ごめん・・・」
心配で一緒に入るとは言ったものの、裸の柊さんと二人で、勃ってしまったらどうしよう・・・。
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