1802人が本棚に入れています
本棚に追加
「だいじょうぶですか?とりあえずリビング行きましょう」
ソファに柊さんを座らせて、水の入ったペットボトルを渡す。
「柊さん、髪濡れてます」
柊さんの頭にタオルをかけてゴシゴシ拭く俺。
「・・・柊さん、俺は事故の事、柊さんのせいだなんてほんとに思ってません。だから、いつもみたいに元気になってください」
「夏、ごめん。・・・ありがとう」
タオルを柊さんの肩にかける。
「これじゃ、どっちが親かわかんないな」
ようやく柊さんが少し笑う。
いつも上げている前髪がおりていて、幼く見える柊さんにドキッとしてしまう。
「・・・夏、それ・・・」
え?
柊さんが、俺の下腹部を指さす。
はあ!やべえ!勃ってたんだった!しかもパンツ一枚じゃ言い訳しようがない・・・
「はは、若いな。なんかエッチな事でも思い出した?一緒に風呂入るならかわいい女の子の方が良かったよな」
「いえ・・・これは・・・」
柊さんで勃ったんですよ!
「柊さんこそ、早く服きてくださいよ!ほんと子供みたいなんだから!」
「ハイハイ」
Tシャツを着ようとしている柊さんを横目で見ながら、俺は邪な気持ちが湧いてくる。
「・・・柊さんは、俺のためになんでもしてくれますか?」
「もちろん。俺ができることであれば、なんだってするよ」
「本当になんでも?」
「ああ、嘘じゃない」
どんなことでも?
「じゃあ、しゃぶってください」
「え?」
「これ、柊さんの口で出したいです」
最初のコメントを投稿しよう!