大団円 さらば

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大団円 さらば

何かが迫り来るのを察知した 皆神青年 険しい表情から一転 明るく振る舞って「博士 では やつらの相手をして来ます 」と 重力軽減装置を作動して 一気に加速しようとした その時 春香ちゃんが 先程までとはうって替わった 大人びた表情で「いえ 皆神さん あなた 行くまでもありません 迫り来る敵は 伯皇機関の兵士たちです 彼らには 記憶消去して終わらせます」と言い放ちました 唐木田博士も また 頷き 「そうじゃ 皆神くん 君も 速く船に乗りたまえ なぁに すぐに出発 そして 彼らは 記憶をなくしてここに 倒れているさ」と呑気なことを言っていますが 春香ちゃんの念波で 説得されて さらに 唐木田博士から直接言われたのを信じて 皆神青年も ゲートゥ(門人)残して時空移動救助船ヘと乗り込みました。 数分もせず 彼らは やって来ました その数 数十名 白い軍服に 今回は 重火器や機銃 各自 武器を携帯しています その一人 おそらく 指揮官か?「あれは門人のドーム船だ よし隔日に拿捕せよ 各自 武器の使用を解除する~‼」と命令一下 一気に 攻め寄せる 白い軍人たち 特殊能力で 宙を滑空して来ます わー‼ 攻め寄せる彼らに 囲まれた 透明ドームの船 が いきなり 急浮上した ドーム船に 呆気にとられた 伯皇機関兵団 ドーム船 黄金色に 一瞬 光を放ち  その眩しき輝きを 浴びた 兵団 皆 その場へ 倒れ込む者 墜落する者 はたまた その光を避けようとした者もいましたが 全て 一瞬の出来事 あっという間に 全員 気を失い ぶっ倒れてしまいました ドーム船内 操縦席では 唐木田博士「今のあの光 あれが記憶を消去してしまう アビアース光 ゲートゥの科学の光です あれの小型化された物を 陽子 椎名くんに渡していたのだが」 それを聞いた 椎名陽子女史「あら嫌ですわ あんな眩しいもの浴びては。。。。。」 「パパ これで あとは 昇戸の半球ドームあたしたちがゲートゥへと戻ったら 遠隔操作で消えるんでしょ これで 大丈夫ね」 とまた 少女の表情を浮かべた 春香ちゃんの声を聞き 皆神青年 思います 「大日本帝國を守るべき物と信じてきたが どうもいろいろ違っていたようだな この日本 いや世界は まだまだ 未成熟みたいだな この世界に機巧特化人と成ってしまった今 私はここに残るべきではないか さらば 我が生まれし世界よ」 ドーム船 全てが 富士の樹海のだが空間より 異空間へと 消え去った その後の 皆神青年や唐木田父娘 椎名親子が ゲートゥで 迎える ことは 誰も知らないが。。。。。 門人の世界(ゲートゥ)は 隣接する 窗人の世界(ウィドゥ)のゲーマーにより 交戦状態と成ってしまうのだが。。。。。 それは 別の話  「昭和幻恐譚 灰堂医師の帝都魔人録」へと続く。。。。。 完
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