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……とは言っても、まだ学生の身の俺が、結婚の事を考えるのは早過ぎる。
まだ俺は18歳で未成年だし。
もしかしたら、学校やバイト生活の中で、新しい出会いがあるかもしれないし。
とりあえず、まだそこまで、将来について深く考える必要はないだろう。
今のこの生活で、それなりに満足しているのだから。
「大悟……そろそろ起きよ? 私せっかく遊びに来たのに」
「……あと、ちょっとだけ」
ギュッと抱き締める腕に力を込めてしばらくすると、顔を擦り寄せて亜希も俺にくっついてきた。
何だかんだ言って、亜希は俺にゾッコンみたいだ。
異性に好意を持たれる事は、やはり悪い気はしない。
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