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昼休み、こっそり、水原に、食事の誘いメールを送った。
実験室は、クリーンルームになっているから、携帯を持ち込む事は出来ない。
仕事の間中、胸がドキドキして、何度も実験をミスしそうになってひやひやした。
思い返せば、僕は、自分から女性に告白した事もなければ、長期間つきあった事も無い。
だから、こんなに緊張するし、情緒不安定になるんだ。
時間を見計らい、トイレに行くフリをして、クリーンルームを出て、ロッカールームに入る。
ロッカーを開けるまで、心臓がばくばくして、あやうく暗証番号を間違えかけた。
危ない、危ない。
携帯の返信メールのマークに、カッと体が熱くなった。
水原さんからだった。
舞い上がったままその文面を読み、そしてクソ！と、叫ぶところだった。
「お誘いありがとうございます。是非、篠原さんも誘って３人で行きましょう。」
樹生は、水原さんまでも 、僕から取り上げようとしているのだ。
許せない・・・・・・・・・・・・・・・・
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