He is ホモサマ??

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「ま、いいや、その話は後にして、まずは食事にしよう。 遅い朝食だけど、ナッツのために胃に優しいもの作ったから」 木の実がテーブルに座ると、ジャスティンは漆塗りの真っ黒なお盆を木の実の前に置いた。 そのお盆の上には色とりどりの小さな小鉢がたくさん載っていて、一つ一つに美味しそうな和食の料理が盛り付けられている。 そして、ジャスティンは赤味噌のおみそ汁と軟らかめのご飯をよそってくれた。 「まるで、高級旅館の朝食みたい…」 木の実は料理上手なジャスティンを見てそう言うと、嬉し過ぎてため息をついた。 「じゃ、いただきます。 あ、おかわりしても大丈夫…?」 木の実はその料理を見つめながら、ジャスティンにそう聞いた。 「全然、大丈夫! 俺みたいな料理好き人間にとっては、おかわりが何よりも嬉しい。 3杯でも4杯でも何杯でもいいよ」 木の実はホッとしてパクパク食べ始めた。 「美味しい~~~ ジャスティン、お店出しちゃえば? 私、毎日、食べに行きたい」 ジャスティンは泣きそうだった。 幸せってこんなに単純なものなのかと… どんなにお金を持ってても、どんなに名声と地位を与えられても、その時に感じる幸せなんてたかがしれている。 あ、きっと、凪もこの感覚を知ったんだ。 恋愛とか結婚とか一番ほど遠かった凪が舞衣に惚れこんだ理由は、きっとこれだ… こんな充実した朝を迎える幸せを知った今、俺は、木の実を手離すことができるのかな…
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