失われゆく世界

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そんな騒動が未来で行われている中、過去にいるクロウがとある動きを見せる。 ある日、図書館の客として来たおばさんから話を附けられてしまったクロウは子供部屋で口論することになった。 クロウ「なぜ命令?何処に行けばいいんですか」 おばさん「貴方は遠い世界のゲートを破壊しなければならない」 おばさんの話によるとこの図書館でたまたま見つけた創世期を記した書物にこの世界の呪いを解くヒントが書かれていたのだそう。 それと同時に、ふとクロウは思った、世界の果てはどうなっているのか。 そこで1000万ノット出せるトーチカに自身が入り、即座に異次元へと向かう。 そして興味を持ったテイも一緒に同行することになる。 多少次元を迷うこともありながら難とかそれらしき場所に辿り着いた。 クロウ「何かあったら連絡するんだぞ」 テイ「うん、それとどうやって元の世界に戻るの?」 クロウ「このポータルガンがあるから大丈夫」 そうしてまだ見ぬ異世界を観光していたが 折行「此処は我々の本拠地、私の師匠のいる中枢には近づかせない」 テイ「(山賊さ何かかな…)」 折行「…明度の見上げに良いことを教えてあげよう」 折行「この世界の端は空間にある立体の形は不安定だが、内側の世界から来た生物はこの場所の歪みに影響されない、私はこの場所に来たとき、余りに見慣れない空間だったので精神的やな追い詰められた時期もあった、そんなこの場所で私は折術を伝授してくれた遠藤師匠と一緒に折術を熟特するために修行をした、この思い出の場所には師匠以外誰も入れない、此処で周りの空間に腐敗することとなるだろう、引き裂く程の歪みで世界の端の掟を存分に味あわせてやる」 そうして、急に襲いかかってくる折行。 一方クロウは。 クロウ「こんにちは、大丈夫ですか?」 村人「いやはや、元気だとも」 クロウ「背中の羽は一体何なんですか?」 村人「生まれ付きだ」 クロウ「と言うかよく浮遊できるね」 村人「ここは地面を貫通しちまうからなぁ、ずっと浮遊して生活してるんだや クロウ「(笑)」 クロウ「これは面白い生き物だ」 そこは異世界にぽつんと聳える村だった、横にずっと進んだ場所なので天界でも地獄でもないと言ったところ。 村長「おお客か」 クロウ「村長さんですか、…あそうだ」 クロウ「此処で暮らすのは辛いでしょう、だから私の街に移住しないか?」 村長「おお、喜んで」 村の皆「賛成‼︎」 一歩テイは 折行「ファーアウト‼︎(技名)」 テイ「っ…」 折行「中界(真ん中の世界)に逃げても許さないからな」 テイ「(なんだろう…相手がはっきり見えない…朦朧としている」 折行「これで終いだ、ザ・ファーワールド」 その途端、空間が激しく歪み始めた、歩くことさえ儘ならない状態に空間が変化した。 そして、たまたまテイの様子を確認しに来たクロウと対面する。 クロウ「お前は一体…」 折行「私は折行、人元を遥かに離れた超人」 クロウ「超人?はて、何でこんなところに人が…(さっきの村人もそうだが)」 折行「(このままでは勝てないな…一旦撤退するか)」 折行は何処かへ逃げようとするが、その跡をテイ、クロウが尾行した。 すると歪んでいた空間から建物が現れ、折行はその建物へ入っていった。 折行「師匠、こんなところにまどろっこしい生き物が…」 遠藤「どうして帰ってくる、退治できなかったのか?」 折行「はい」 すると堂々とクロウ、テイが正面から現れる 折行「⁉︎後を追った」 遠藤「貴様、ただ者ではないようだが此処に来たら袋の鼠だ」 テイ「ちょっと待って」 折行「?」 テイ「折行…前に、私が住む街にやって来たでしょ、私達の街に興味があるなら仲間になろう」 折行「…」 遠藤「馬鹿言え、折術をパクるつもりだろう」 テイ「そんなつもりはない、そんなもの既に持っているから」 テイはそう否定すると折術に似た術を見せた 遠藤「どうであろうど街の耳がある限り、私はならず者で居続ける」 テイ「そんなの黙秘すれば良いだけじゃない」 折行「テイ…またあの整った世界が見たいなあ」 テイ「?、そう、何時でも来てね」 遠藤「なに仲良くしてるんだ、始めの掟を破る気か」 折行「やめて、もう此処には敵は居ないよ」 遠藤「…」 そうして口論が収まると流れのまま退席して帰って行った。 その後、折行はクロウの街にちょくちょくやって来るようになり、後押しで遠藤も同行した。
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